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農林水産研究指導センターでは、平成23年(2011年)10月から農林水産業に対する県民の理解と関心を一層深めるため、研究内容を「研究Now」と題して紹介しています。
(過去のバックナンバーはページ下段のPDFファイルでご覧いただけます。)
県内の夏秋トマト産地では、コナジラミ類の発生が問題となっており、近年は収穫期間の延長に伴い、すす病や黄化葉巻病が多発する原因となっています。生産現場では、薬剤感受性の低下で防除が困難となっており、さらにはマルハナバチの利用で使用できる農薬が限られるといった状況もあります。本研究では、コナジラミの薬剤感受性検定および天敵資材(タバコカスミカメ)を活用した防除技術の開発に取り組みました。・・・続きを読む
県内の茶産地では、茶葉を高品質な時期にできるだけ多く収穫することが求められています。これまでの試験研究では、茶の芽が伸び始める時期(=萌芽日)から積算気温を使って、茶葉の成分値(全窒素注1、Ndf注2)を予測できることが明らかになっています。しかし、正確な萌芽日の判断が現場では難しく、各圃場の萌芽日を把握することが課題となっていました。そこで、本研究では茶樹冠面の画像データを活用し、AIを用いて萌芽日を予測する技術の開発に取り組みました。・・・続きを読む
ナシは成園並の収量を得るまで、植え付けから10年以上かかります。大分県ではこれまでに一本主枝樹形「流線型仕立」を開発しており、この樹形は成園並の収量が4-5年で得られ、年間作業時間は一般的な「三本主枝仕立て」と比較して27%短縮可能です。現在県内では新植園を中心に11.3haで導入されています。
一方、普及する中で主枝先端部の枝が十分に伸びないという新たな課題も見つかりました。そこで主枝を3月5日mから2~2月5日mに短縮し、さらなる作業性改善のため、主枝高を1月5日mから1mに下げ、側枝を斜立させる樹形「改良流線型仕立」を開発しました。・・・続きを読む
きのこグループでは、大分県の気象条件に対応した新品種開発の取り組みを進めており、令和5年9月に大分県育成品種9-46(仮称、出願登録名:大分林研き-2103)の品種登録出願を行いました。令和6年2月から生産現場においても種駒の利用が始まりました。・・・続きを読む
輪ギクは本県の花き産出額第1位の品目ですが、近年の夏季の異常高温により開花遅延や奇形花が発生し、安定生産の妨げとなっています。そこで近年国内外で開発され、高温に対するストレス耐性向上効果等で注目されている「バイオスティミュラント」と呼ばれる資材を輪ギクに散布し、高温期における品質安定効果を検証しました。
「バイオスティミュラント」は、農作物または土壌に施すことで農作物やその周りの土壌が元々持つ機能を補助する効果があるとされています。・・・続きを読む
以下、令和6年度(2024年度) (vol.147~157)
以下、令和5年度(2023年度) (vol.135~146)
以下、令和4年度(2022年度) (vol.121~134)
以下、令和3年度(2021年度) (vol.111~120)
以下、令和2年度(2020年度) (vol.99~110)
以下、平成31年度(2019年度) (vol.87~98)
以下、平成30年度(2018年度) (vol.75~86)
以下、平成29年度(2017年度) (vol.63~74)
以下、平成28年度(2016年度) (vol.51~62)
以下、平成27年度(2015年度) (vol.39~50)
以下、平成26年度(2014年度) (vol.27~38)
以下、平成25年度(2013年度) (vol.17~26)
以下、平成24年度(2012年度) (vol.8~15)
以下、平成23年度(2011年度) (vol.1~6)