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HIV/エイズについて

印刷ページの表示 ページ番号:0002244431 更新日:2023年11月21日更新

HIV/エイズとは

エイズは、後天性免疫不全症候群と言います。
エイズはHIVというウイルスに感染し、免疫力が低下することによって発症する病気です。

HIVとはヒト免疫不全ウイルスのことです。
免疫の仕組みの中心であるヘルパーTリンパ球(CD4細胞)という白血球などに感染し、からだを病気から守っている免疫力を低下させていきます。

エイズは病気の名前、HIVはエイズを引き起こすウイルスの名前です。

HIVに感染してもすぐにエイズを発症するわけではありません。
感染から数週間以内に風邪に似た症状が出ることがありますが、その後は何年も症状のない状態が続きます。
その間、免疫力は徐々に低下し、やがて本来なら自分の力で抑えることのできる病気を発症するようになってしまいます。

HIV感染者及びエイズ患者報告数

大分県は、令和2年以降の報告ではHIV感染者・エイズ患者の全例が男性です。
年代では、30歳代が多い傾向となっています。
また、大分県は、全国と比較してエイズ患者で報告される割合が高くなっており、自分がHIVに感染していることを知らずにエイズを発症している人が多いことが伺えます。
HIVに感染したかも知れないと不安のある方は、早めの検査を強くお勧めします。

大分県におけるHIV感染者・エイズ患者報告件数の推移

報告数推移

大分県におけるHIV感染者・エイズ患者の状況

感染者患者の状況

HIV感染を予防するには

HIV感染の最も多い感染経路は性行為です。
HIV感染を防ぐためには、必ずコンドームを使用すること、また、パートナーに使用してもらうことが重要です。

HIV検査

HIVに感染したかどうかを調べるにはHIV検査を受けるしかありません。

HIV(エイズ)検査は大分県内の保健所でも行っています。

保健所のHIV検査は無料・匿名・予約制です。
プライバシーに配慮しており、結果は本人にのみお伝えします。
感染したかも知れないと不安になった機会から3か月経過すると正しい検査結果が得られます。

検査予約に関しては、エイズ検査日程のページをご覧ください。

エイズの治療

現在では、感染によるHIVを完全に取り除く治療法はありません。
しかし、治療は進歩しており、エイズを発症する前のHIVに感染している状態の時に適切な治療を受けることにより、エイズを発症することなく、感染前と変わらない生活を起ることも可能となっています。
早期に治療を始めることにより、他の人への感染を防ぐこともできます。

大分県のエイズ医療体制

県内では、エイズ治療中核拠点病院及びエイズ治療拠点病院が中心となりエイズ治療を行っています。
大分県内のエイズ治療拠点病院
医療機関名 所在地 電話番号
大分大学医学部附属病院 由布市挾間町医大ヶ丘1-1 097-549-4411
大分県立病院 大分市豊饒二丁目8番1号 097-546-7111

独立行政法人国立病院機構

別府医療センター

別府市大字内かまど1473 0977-67-1111

独立行政法人国立病院機構

西別府病院

別府市鶴見4548 0977-24-1221

独立行政法人国立病院機構

大分医療センター

大分市横田2-11-45 097-593-1111

詳しくは、拠点病院診療案内のホームページをご覧ください。

https://hiv-hospital.jp/about/

HIVの新常識 U=U

効果的な治療を受け、血液中にウイルスが検出されないHIV陽性者からは性行為によって他の人にHIVを感染させることはありません。
このことを「U=U」(Undetectable 検出できない = Untransmittable 感染しない)と言います。

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