私メッセージ
「こんなに遅く帰ってきて、今何時だと思っているの!連絡しなきゃだめじゃない!」お子さんが遅く帰ってきた時、いきなりこういう言い方をしたことはありませんか?
子どものためを思っての言葉も、言い方によっては真意が伝わらないばかりか、反発されることもあります。先に怒ってしまっては、子どもも感情的になってしまいます。
では、どんな声かけがいいのでしょうか。怒る前にまず自分の気持ちを素直に話してみることです。それからゆっくり話を聞きましょう。
「お帰りなさい。心配してたのよ。何かあったんじゃないかと思って。連絡してほしかったわ」
このように、自分の思いを相手に伝える時に「あなたは、・・すべき」ではなく、「私は・・と感じた、・・してほしい」と「私」を主語にして伝えること、これを「私メッセージ」といいます。冒頭の言い方では、子どもも反発したくなってしまいますが、「私メッセージ」を使うと、子どもに自分の行動を自分で判断して決めることを促すことになります。
「私メッセージ」はコミュニケシーョンを良好に保つ手法の一つです。
いい人間関係づくりのために、今年は「私メッセージ」を心がけてみませんか。 |