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おおいたの人権くん

同和問題を考える

 もうすぐ4月、就職や進学など新しい生活のスタートに希望と期待に胸をふくらませている人も多いことでしょう。
 しかし、本人の能力や努力ではなく、生まれによって差別や人権侵害を受けたりする場合があります。それが、日本社会固有の差別である部落差別といわれる社会問題、いわゆる「同和問題」です。
 同和問題は、一説によると江戸時代以前の封建社会にあった賤民身分やその居住地に対する差別を原因としていますが、基本的人権にかかわる問題として、その解決は国の責務であり、国民的課題であるとされています。一方、部落差別は解消された、あるいはそっとしておけば部落差別はなくなるという考えの人もいます。
 しかし、実際には差別発言や投書、インターネットなどにひぼう・中傷の書き込みが行われたり、身元調査をするために戸籍謄本を不正に取得した事件などが最近も起きています。就職や結婚という人生の大事な節目に、部落出身ということ(あるいはそう思われた)だけで就職できなかったり、結婚を反対されたり婚約を破棄されたという不当な出来事が今でも起きています。こうしたことを見ますと、部落差別がなくなったとは言えませんし、そっとしておけばいずれなくなるということは現実的ではありません。
 同和問題を過去の問題としてとらえるのではなく、私たち一人ひとりが自分自身の課題として、人権問題という本質からとらえ、解決に向けて努力する必要があるのではないでしょうか。



とよの国の食彩 薬膳料理 竹田市直入町
薬膳料理とは、中医学理論に基づいて気候、風土、季節および個人の体質に合った食材を選び、それを組み合わせた健康を保つための食事のことです。「医食同源」、すなわち新鮮で安全な野菜などを旬の時期に毎日いただくという、食を通じて健康を作り出す意味合いが強いのです。
今回の料理は、地元産の新鮮な食材を使った「クコの実とセロリ、春菊のレバーあえ」。ショウガやゴマの風味が豊かで、レバーや香り野菜の苦手な方もおいしくいただけます。
材料
クコの実、セロリ、シュンギク、生シイタケ、ニンジン、豚レバー、ハチミツ、しょう油、みりん、日本酒、ゴマ油、ショウガ
作り方
(1) クコの実は水で戻し、生シイタケは焼いて薄切りにする。
(2) 血抜きしたレバーを細かく切って、ハチミツ(大さじ1)、しょう油(大さじ1/2)、みりん(小さじ2)で煮てすり鉢ですりつぶす。
(3) 千切りしたニンジンと斜め薄切りにしたセロリを塩湯でさっとゆで、ザルに取り冷ます。
(4) (3)の塩湯でシュンギクもさっとゆで、冷水に取りザルに上げ水切りし、3cmの長さに切る。
(5) ボールに日本酒、ハチミツ、ゴマ油(各大さじ1)、しょう油(小さじ2)、ショウガのすりおろし(小さじ1)を入れ、よく混ぜ、水切りしたクコの実の半分とセロリ、シュンギク、生シイタケ、ニンジンを加え、最後にレバーであえる。盛りつけの際、残りのクコの実を散らす。
薬膳料理の写真

薬膳料理監修 千代田美知子(国際中医師・国際薬膳師)、調理 川越健至(翡翠之庄総料理長)
「 長 湯 歴 史 温 泉 伝 承 館 」 に 出 か け よ う !
長湯歴史温泉伝承館への地図

 静かな山あいにあり、素朴な雰囲気と良質の温泉で人気を集める長湯温泉では、温泉地としての魅力を高めるため、温泉と薬膳料理を組み合わせた湯治場づくりに取り組んでいます。その中心的な施設「長湯歴史温泉伝承館」が今年2月にオープンしました。館内には、大浴場や家族風呂、露天風呂などが楽しめる「万象の湯」や、今回紹介した薬膳料理をバイキングで味わえる「天恵塾食堂」などがあり、「健康・癒し」をコンセプトとした施設となっています。
  温泉を楽しみ、安全・新鮮な食材による薬膳料理を堪能。心も体もリフレッシュできそうです。


お問い合わせ先
長湯歴史温泉伝承館 TEL:0974-75-3331


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