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とよの国の食彩
 




おおいたの人権くん 「優しさの扉」
  その道は、横断歩道を渡って歩道に乗り入れる時の段差が高く、車いすの人が手間取っていました。「手伝いましょうか」と言ってそっと押そうとすると、「自分で出来るからいいです。ありがとう」と言われました。以来、同じような場面でどうしようかと迷ってしまいます。
  「優しさ」と言う言葉はよく耳にしますが、何となくあいまいで「具体的にこういうことだ」とはなかなか言い表せません。時と場合や受け取る人によって変わってくるからでしょうか。
  優しい心に近づくために大切なことが二つあります。
  一つは「気づき」です。人とのコミュニケーションを図り、相手の気持ちに気づくことから良好な人間関係が生まれてきます。冒頭の件でも、次からは迷わずにまず声をかけてみることにしようと思います。
  もう一つは、「想像力」です。自分の言動がどういう結果を及ぼすか、想像することがとても大切です。
  私たちが、相手への気づきや自分の言動の結果を想像しようとした時に、心の中にある「優しさの扉」が開きます。そして、その扉から溢れ出た優しさが、出会った人の「優しさの扉」を開けて、その人が次の人の扉をそっと開ける…。
  優しさ溢れる社会は、誰かから与えられるものではなく、私たち一人一人が築きあげていくものです。
  私たち一人一人が、力を合わせて…。


とよの国の食彩 物相寿司  中津市三光
1827年、江戸時代に建立された金比羅神社の祭りの膳を彩ってきたのが中津市三光の郷土料理「物相(もっそう)寿司」です。物相箱と呼ばれる木型にすし飯を詰めて抜いた、いわゆる押し寿司ですが、みんなのお膳に同じ量のご飯が載るようにと考えられたものだと言われています。米が貴重だった時代の、先人の知恵が伺えます。甘みの中にほのかに酢の風味がする、どこか懐かしい味のお寿司です。
材料(4人分)
米 8カップ、合わせ酢(酢 140cc、砂糖 200g、塩 20g)、だし汁(水 1カップ、砂糖 大さじ2杯、みりん・酒・塩・和風だし 各少々)、乾しいたけ 10枚、油揚げ 3枚、ゴボウ 1本、にんじん 1本、白身魚の刺身(酢につけたもの) 4切れ、サンショウの葉 4枚
作り方
(1) 乾しいたけを水で戻す。
(2) ご飯を炊く。
(3) 合わせ酢を作る。
(4) ゴボウはささがきにして水にさらす。
(5) しいたけ、ニンジン、油揚げは小さく切り、ゴボウとともにだし汁で炊く。
(6) ご飯に(3)(5)を入れて混ぜ合わせ、すし飯を作る。
(7) 水で湿らせておいた物相箱にすし飯を詰め、ふたで押し出す。
(8) 器に盛り、上に白身魚とサンショウの葉を飾ってできあがり。
物相寿司

湯ったり・湯っくり 西谷温泉

  「青の洞門」や「羅漢寺」、日本で唯一の8連アーチで石橋としては日本一長い「耶馬渓橋」など、全国に誇る名所・旧跡が数多くある中津市本耶馬渓町。そんな本耶馬渓町が誇る自慢の湯が里の駅「西谷温泉」です。
  西谷温泉には木の香りただようログハウスや昔なつかしい「いろり」がある「かやぶき屋根」の宿泊棟が併設されており、“湯っくり”泊まって温泉を楽しむことができます。冷暖房完備で台所設備や調理器具もそろっていますので、お好みの食材を持ち込んで、家族で“湯ったり”夢の別荘気分を味わってみてはいかがですか。最大50人が利用できる研修棟は、合宿などに便利です。
  食堂の水車小屋でぜひ味わっていただきたいのが、丸一日かけてゆっくり精米した「西谷水車米」。購入することもできますので、バーベキューができる「食の広場」で肉や野菜とともに炊きたてご飯に舌鼓を打つのもこれからの季節はおすすめです。

西谷温泉
電話番号 0979‐53‐2100
住所 中津市本耶馬渓町西谷1448
営業時間 10:00〜21:00
(食堂 11:00〜19:00)
定休日 毎月第3水曜日(祝祭日の場合は翌日)
※8月は開館
HP http://www15.ocn.ne.jp/~n-onsen
西谷温泉外観写真
別府潮彩屋の地図


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