ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > おんせん県おおいたで農業参入しませんか  > 県外農業法人の参入 大分ほっぺリーフ株式会社

本文

県外農業法人の参入 大分ほっぺリーフ株式会社

印刷ページの表示 ページ番号:0002153564 更新日:2021年9月23日更新
企業概要

農業を行う法人名 大分ほっぺリーフ株式会社
参入企業名    (有)ベジタブル・ユー(県外農業法人)、(株)JOIN(青果物販売業)
参入年度     2017年度
所在地      大分市松岡3321
経営品目     ベビーリーフ1.92ha
年間売上高    1.6億円
従業員      正社員4名、技能実習生5名、パート24名

代表取締役 金子裕紀氏

            (株)大分ほっぺリーフ 代表取締役 金子 裕紀氏

 

大分県に参入したきっかけを教えてください


(有)ベジタブル・ユーは熊本県でベビーリーフを生産する会社ですが、需要拡大への対応とリスク分散を目的に、九州内で第2農場候補地を探していました。(株)JOINは静岡県にある農産物の販売会社で、(有)ベジタブル・ユーの取引先です。生産に直接関わることで新鮮で安全安心な農産物の安定確保と販売拡大を図るため、(有)ベジタブル・ユーと共同で大分ほっぺリーフ株式会社を設立しました。
 私はもともと(株)JOINで営業を担当していましたが、大分県への進出が決まったときに声をかけられて代表取締役に就任しました。

 

経営の特徴は?


 1.92haのハウスでベビーリーフを周年栽培しています。ベビーリーフは単棟の小型ハウスで栽培されることも多いですが、弊社の農場は32連棟の大型ハウスです。圃場が1カ所にまとまっているため、管理面では非常に有利ですね。主要な栽培管理は私と社員の2名で行うことができますし、作業効率が良いため手入れに時間をかけることができ、草や虫の混入が少ないなど高品質な商品を生産できます。
 販路はスーパー等への直接出荷がほとんどで、市場出荷はほとんどありません。価格は一定なので、いかに安定供給できるかがポイントです。

 

1.92haのハウス


参入を決めてから営農開始までの経過は?


 2016年に大分県を訪問し、参入を相談しました。その後、大分県からいくつか候補地を紹介してもらいましたが、流通の利便性から大分市を選択。2017年度にハウスを建設し、2018年秋に栽培を開始しました。

 

参入にあたって苦労したことは?


 基盤整備した農地でしたが圃場内に石が多くて、最初は石拾いが大変でした。また、農地や進入路の取り付け等、地元との交渉が必要な場面でも、市役所が調整してくれて助かりました。
 経営開始当初は作るのにも売るのにも苦労しましたね。参入が決まってから、私は1年間熊本の本社で栽培技術の研修をしましたが、大分で営農を始めると同じようにはいかず苦戦。熊本と大分では土壌や気象条件が異なるため、土壌にあった資材や潅水方法などを試行錯誤しながら改善していきました。
 また、ベビーリーフは企業経営しやすい品目であり、業界として飽和状態にあります。そこへ2ha分の出荷量が一気に増えたため、当初は販売先の確保にも苦労しました。

 

多くの従業員が働いていますが、雇用には苦労しませんでしたか?


 住宅地から近いこともあり、雇用確保には苦労していません。参入前に近所を挨拶してまわり、その際の紹介で社員を雇用できましたし、その後も口コミで社員やパート従業員を集めることができました。弊社はシフトを自由に組めますし、空調がきいた選果場でのパック詰めは軽作業ですから、働きやすい職場だと思います。

 

参入して良かったことは?


 一番は他県に第2農場を持てたことでリスク分散ができたことです。熊本県が被災した際も大分で生産したものを納品することができました。また、大分市は熊本に比べると台風、大雨、夏の暑さの影響も少なく、1,2月の日射量も多いため、施設園芸に向いた気象条件ですね。
 個人的には大分県内で活躍する農家と付き合いができ、販売や流通で協力したり、経営者として刺激をもらえたりすることが良かったです。

 

本業の強みはどのような面で活かされていますか?


(株)JOINが販売会社なので販路をたくさん持っていることが一番の強みですね。創業間もない法人の場合、スーパーとの取引口座開設が難しい場合がありますが、(株)JOINが取引していたためスムーズに取引を始めることができました。

商品画像

参入後の課題は?


 熊本に比べると運送会社が少なく、流通コストが高いのが悩みです。他の農業法人との共同配送などを模索しているところです。

 

今後の展望について教えてください。


 他の農家や法人と連携して物を動かしていきたいです。量がまとまれば物流コストも下げられると考えています。また、まずは現在の農場で生産性を改善して2億円を達成、その後規模拡大を行い3億円の経営を目指したいです。

 

新規参入企業へのアドバイス


 参入の検討段階から、すでに参入した企業に話を聞くことをお勧めします。私自身、資材はどこから購入すればいいのか、配送はどうすればいいのかなど、右も左もわからず苦労しましたが、農業法人協会の仲間からのアドバイスで課題をクリアできましたので。