ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ >   > 企業の農業参入事例

本文

企業の農業参入事例

印刷ページの表示 ページ番号:0002103323 更新日:2021年9月29日更新

事例1 建設業から参入

農業経営を
行う法人名
(株)タカヒコアグロビジネス
参入企業名 (株)タカフジ
参入年度 2013年
参入市町村 九重町
品 目 パプリカ、トマト
参入概要
  1. 参入に至った経緯、動機
     大分県は規模の小さな農家が多く担い手の高齢化が深刻であり、九重町もまた農業を主産業とする地域でありながら高齢化と過疎により担い手が不足している。
    これからの農業は労働集約型の大規模農業である施設園芸を進めるべきと考えた。しかし施設園芸で周年栽培をするにあたり一般的に農業経営における暖房費は売上の3割以上を占めると言われている。地球温暖化対策からも化石燃料依存から脱却し、農業経営における暖房費の削減が不可欠と考え、大分県の地域資源である「温泉」を有効活用したクリーンエネルギーをベースにした農業モデルの構築に至った。
  2. 参入を決めてから営農開始まで
    ・人材確保
     農業をマニュアル化できるように。次世代の担い手がスムーズに営農できるような仕組み作りが必要であると考え、施設園芸の先進国であるオランダの技術と自社グループのプラントエンジニアリングを融合させたパプリカ生産拠点を立ち上げ、地元雇用を進めた。
    ・品目選定
     日本国内で売られているパプリカは約9割が韓国などからの輸入品。パプリカは温室への設備投資が高価な上デリケートな植物なので環境制御が難しい。なかなか個人農家では条件整備が困難な中、地域の農家とバッティングすることのない品目、彩り鮮やかで栄養価も高く健康的な食材でもあり、ファンが多いパプリカを選択した。
    ・施設の特徴
     パプリカ養液栽培のために複合環境制御システム、人工光型発芽装置、ムービングベンチ育苗室、細霧冷房、炭酸ガス施用技術などの高度な施設を導入した。自社グループのエネルギーシステム(温泉熱利用型熱交換システム)が導入されている。
  3. 営農開始から現在まで
    ・産地(地域)で果たしている役割
     2015年春から営農開始。2020年現在の栽培面積はパプリカ240a、トマト17a。地元雇用が社員6名、パート40名と地域に貢献し若い労働者も多い。
     現在はスマート農業実証プロジェクトに取り組み、生産管理、労務管理、無人搬送、出荷予測システム等の開発で生産性効率化や省力化への実践に取り組んでいる。

タカヒコアグロビジネス
トップへ

事例2 運輸業から参入

農業経営を
行う法人名
(株)JR九州ファーム
参入企業名 JR九州(株)
参入年度 2009年
参入市町村 大分市、臼杵市
品目 にら、高糖度かんしょ
参入概要
  • 少子高齢化等を背景に本業の鉄道事業の大幅な増収が将来的に見込めないと判断し、経営の多角化を図るため2009年に「にら」で農業参入し、2010年4月より栽培を開始した。その後2012年より新規品目として「高糖度かんしょ」を追加した。
  • 農業部門にはグループ会社より社員2名が出向し、うち1名が大分市内のにら生産者の元で半年間にらの栽培研修を受け、栽培技術の習得、大規模にら経営のノウハウを学んだ。
  • にらについては初年度0.4haから始め、翌年は140aに拡大し、その後も段階的に拡大し2019年時点では260aを栽培している。
  • 「にら」は、良品質なものを周年供給する体制を整えており、市場からの信頼も獲得している。中央にら部会青年部では、役員を輩出するなど、部会活動の中心的存在となっている。
  • 「高糖度かんしょ」は、現在4ha栽培しており、臼杵市の野津町かんしょ生産部会では最大の規模となっており、収穫機を導入し省力化を図っている。

JR九州ファーム1  JR九州ファーム2
トップへ

事例3 運輸業から参入

農業経営を行う法人名 (株)サニープレイスファーム
参入企業名 (株)上組、大分港運(株)
参入年度 2010年
参入市町村 佐伯市
品目 トマト
参入概要
  1. 参入に至った経緯、動機
    上組グループの事業拡大として、大分港運(株)が新規事業の取り組みを検討。
    介護事業・廃棄物処理事業・製缶事業等の新規事業参入の検討を行う中で、大分県農林水産部企業参入班を訪問。当時県が推進し、技術も確立していた、塩でストレスをかける高糖度トマトの水耕栽培事業への参入を推奨され、上組グループとして検討の結果、トマトを含めた、農産物栽培事業への参入に向けて検討を開始した。
  2. トマトを選んだ理由
    県内をはじめ、九州他県や千葉県での栽培施設見学や、大学の研究施設を視察し、トマト以外に大葉・ねぎ・三つ葉・バラ等の農作物も検討したが、県からの推奨、また収益性・将来性等を考慮し、高糖度トマト栽培事業への参入を決定した。

※ブランド名「朱々(しゅしゅ)」の名前の由来
フランス語で「かわいい」や「お気に入り」を意味する「Chou Chou」(しゅしゅ)をトマトが赤くなるイメージとあわせて「朱々」と漢字で表す

フルーツトマト「朱々」(株)サニープレイスファーム

サニープレイスファーム
トップへ

事例4 県外の農業法人の参入

農業経営を
行う法人名
お花屋さんグループ
参入企業名 (有)お花屋さんぶんご清川
参入年度 2008年
参入市町村 豊後大野市
品目 キク
参入概要
  • 参入企業の「(有)お花屋さんぶんご清川」は、2004年に愛知県から参入した小久保代表取締役が大分県で設立した法人。
  • 計画的に栽培面積や出荷数量を伸ばすとともに、研修生の受け入れとその後の「のれん分け」による独立で、県内にお花屋さんグループの生産者が増加している。
  • 栽培の合理化による周年安定生産と農業研修生の育成と独立に向けた手厚い支援が高く評価され、2010年には第49回農林水産祭において天皇杯を受賞している。

お花屋さん
トップへ

事例5 食品加工・飲食業からの参入

農業経営を
行う法人名
(株)大分サンヨーフーズ
参入企業名 (株)サンヨーフーズ
参入年度 2008年
参入市町村 杵築市
品目 ゆず、うめ、大麦若葉
参入概要
  • (株)サンヨーフーズグループの長谷会長の出身地が大分県杵築市 旧大田村であったことや、【食】の原点は【農】にあるとの考えから、杵築市の荒廃園(15ha)を取得し、2008年農業生産法人を設立し、2009年ユズ(13ha)ウメ(2ha)、2011年大麦(7ha)で参入。
  • 行政等関係機関から支援(堆肥供給先の紹介、効率の良い剪定提案、元柑橘生産者の紹介、栽培指導など)により、品目にあう土壌改良(土壌物理性・化学性が改善)や大規模栽培に対応した栽培体系・防除体系の確立、さらに基本的な栽培技術の習得ができ、生産量が計画通りに増加できた。また、社長に地元出身者(前JA全農)を採用したことで県内外の人的ネットワークが経営安定に非常に役に立った。
  • 地元雇用や地元を巻き込んだ社独自のイベント(祭り)開催など積極的に地域との交流を行い地元貢献に努め、地域との関係性構築を行い、圃場の新たな借入や地元への作付け依頼(大麦、青唐辛子)など事業拡大がスムーズに行えている。
    また、農福連携にも積極的に取組み、近隣の支援者施設へ農作業依頼や施設から社員として雇用もしている。さらに、地域内の他農業参入企業とも積極的に交流し、繁忙期の労働力のシェアなど経営工夫を行い互いの事業向上に向けて努力している。

2018年第49回大分県農業賞優秀賞受賞(企業的経営体部門)
2018年大分県優秀健康経営事業所表彰

サンヨーフーズ1 サンヨーフーズ2
トップへ

事例6 食品加工・小売業からの参入

農業経営を
行う法人名
(株)ゆふいん牧場
参入企業名 (株)まるひで
参入年度 2009年
参入市町村 由布市、竹田市
品目 肉用牛(繁殖、肥育)・酪農(ガンジー牛)
参入概要
  • 消費者が求める安全・安心で美味しい牛肉に応えるため、緑豊かな自然、温暖な気候を持つ大分にて食肉小売業から2009年に「肉用牛(繁殖、肥育)」で参入。
  • 自社牧場で濃厚配合飼料と大分の名水で育てられた最高品質の黒毛和牛は、霜降りの入った柔らかな肉質と、まろやかでとろけるような舌ざわり、ほどよい甘みが特徴。
  • 大分県内各地の直営の精肉店やテナント店のほか、業務用食肉を学校・病院・飲食店などへ卸しており、消費者から高い評価を得ている。
  • 2016年に大分県初となる食品の安全性・健全性・品質を確保する取組である「農場HACCP認証」を取得。

(株)まるひで「美味しさへのこだわり」

ゆふいん牧場1 ゆふいん牧場
トップへ

事例7 福祉関係からの参入

農業経営を
行う法人名
(合資)由布のしいたけ
参入企業名 NPO法人 リプル
参入年度 2017年
参入市町村 由布市
品目 しいたけ
参入概要
  • 障がい者個々人の自立活動を推進するために参入。
  • 2017年、他県や由布市内の生産者のもとで技術研修を受講。4aの施設で1万菌床から生産開始。
  • 地元のカフェと連携した国内外の観光客の農業体験の受け入れや加工品の販売等、湯布院の特色を生かした経営を行っている。

関係リンク

由布のしいたけ1 由布のしいたけ2
トップへ

事例8 カーテンリース業からの参入

農業経営を
行う法人名
キングラン南国農園大分(株)
参入企業名 キングラン(株)
参入年度 2015年
参入市町村 宇佐市
品目 いちご、水稲
経営概要

医療・福祉施設向けカーテンリースの業界大手、東京に本社を構えるキングラン株式会社が新規事業として農業へと参入したのは2014年。
キングラングループは熊本県から農業事業をスタートし、その後、キングラン南国農園大分株式会社が大分県宇佐市でいちごの栽培を開始。
大分県に参入したポイントは、キングラン株式会社の代表者の出身地だったということと、県の支援制度が他の候補地よりも非常に充実していたことが決め手。2016年に30aからスタートした施設も2019年は70aへと拡大。

栽培をスタートした後に県による定期的な講習会や技術的な手厚いサポートを受けられた。また、「大分県農協北部いちご部会」に加入し、地域で活躍するいちご生産者たちとのネットワークづくりができたので、いちごの栽培は初挑戦だったにも関わらず順調に業績を伸ばすことができた。

2020年度には64aの施設を整備し、売上高1億円規模を目指している。

マイナビ農業「大分県を選んで正解だった」
(関連情報)北部振興局「農業参入に興味はありませんか」

キングラン1 キングラン2
トップへ