特集２　挑戦と努力で成長する農林水産業

印刷ページの表示ページ番号：0002149123 更新日：2021年11月16日更新

挑戦と努力で成長する農林水産業

　実りの秋を迎えて、おいしい農林水産物が各地でめじろ押し。「これこそ大分県産！」といわれるような産品が、さまざまな場所で、たくさんの人を笑顔にしています。
　一方、農業産出額の減少や生産者の高齢化、後継者不足など、県内の農林水産業を取り巻く状況は厳しさを増しています。生産者・農業団体・行政は団結して、現状を打破するための取組を進めています。
　今回は、生産者の思いがつまった大分の豊かな恵みを、これからもずっと大切に守り続けていくために、挑戦と努力で成長する農林水産業に向けた施策を紹介します。

担い手を呼び込み育て、さらに継承につなげます

●これから農業を始めたい方、農林水産業に興味のある方のために、就農・就業相談会やセミナーなどを開催しています。
●農林水産業への就農や就業を目指す方に、実践的な技術や知識を習得してもらうため、就農学校や林業アカデミー、漁業学校などの研修制度を設けています。

●平日に、オンライン就農相談を受け付けています。（「オンライン移住相談」予約フォームにつながります。相談目的から「就農」を選択してください。）
オンライン移住相談QR

問　新規就業・経営体支援課　097-506-3584

●継承の意識啓発を行うため、農業者を対象に、経営継承をテーマとした研修会を開催しています。
●スムーズな継承につなげるため、継承を進める支援者「コーディネーター」を新たに設置して、さまざまなケースに対応しています。
担い手サポートセンターイラスト

問　ＪＡ大分中央会県域担い手サポートセンター　097-574-8971

大分県立農業大学校

　充実した学習環境と丁寧な指導・教育により、未来の農業を担うスペシャリストを育てる2年制の研修教育機関です。卒業生は就農のほか、県内外の農業法人や農業関連企業に就職して活躍しています。
〒879-7111　豊後大野市三重町赤嶺2328-1　電話 0974-22-7581

産品の産地拡大や生産指導、販売促進などに力を入れます

●農業者の所得向上と産地拡大のため、水田から高収益な作物を育てる畑に転換する「水田畑地化」を後押ししています。また、就農初期の収入補てんや果樹園の未収益期間の負担を軽減するための支援などを行っています。
●いちご、ピーマンなどの品目ごとに推進チームを編成し、一体となって産地拡大や経営継承に取り組んでいます。
●早生樹（※）による造林を促すため、苗木を効率的に生産するための支援などを行っています。
※早生樹…成長が早く、木材として利用できるまでの期間が短い木
●一年を通じて、養殖ブリがいつでも出荷できる体制をつくっています。
水田畑地化
水田の畑地化による園芸品目の導入