カンピロバクター食中毒に注意しましょう!
印刷用ページを表示する掲載日:2017年12月5日更新
カンピロバクター食中毒に注意しましょう
カンピロバクターによる食中毒が県内で多発しています。
原因となった施設では、鶏のタタキや鶏レバーなどの半生もしくは加熱不十分な鶏肉料理を提供していました。
加熱用の表示があるものや用途不明の鶏肉を生食用として提供してはいけません。
カンピロバクター食中毒防止のため、鶏肉は中心部まで十分に加熱をし(75℃で1分間)、おいしく安全に食べましょう。
【特徴】
カンピロバクターは、家畜、家きん類の腸管内に生息し、食肉(特に鶏肉)、臓器や飲料水を汚染する。乾燥に極めて弱く、また通常の加熱調理で死滅する。
【主な原因食品】
食肉(特に鶏肉)、飲料水、生野菜など。
【潜伏期間】
通常8~48時間、平均12時間程度だが、1~7日と長い場合もある。
【主症状】
下痢、腹痛、発熱、嘔吐、頭痛、倦怠感
感染して数週間後に「ギラン・バレー症候群(※)」を発症することもある。
(※)ギラン・バレー症候群:手足の麻痺、顔面神経麻痺、呼吸困難等を起こし、障害が残ることもある。
【予防方法】
(1)加熱不十分な食肉(特に鶏肉)の喫食を避け、十分加熱する。
(2)食肉と調理済み食品は別々に扱う。
(3)調理器具を熱湯消毒し、乾燥させて2次汚染を防ぐ。
(4)食肉を取り扱った後は十分に手洗いを行う。
(5)井戸水の消毒を的確に行う。