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県民ひろば1 ふるさとを守るネットワーク・コミュニティ

印刷ページの表示 ページ番号:0001019921 更新日:2015年11月27日更新

 4254ある集落のうち、948集落(22%)が小規模集落※である大分県。

 人口減少により、集落の中でバス路線や買い物の場、学校、診療所がなくなるなど、個々の集落単位では生活に必要な機能のすべてをまかなえなくなる懸念があります。

 そのため県では、集落同士をネットワークで結び、集落の内外で人が行き交い、助け合うことのできる力強い一つのコミュニティを形成することで、個々の機能を分担・補完し、暮らしの維持につなげる「ネットワーク・コミュニティ」の取組を進めています。

※小規模集落とは:65歳以上の高齢者の占める割合が50%以上の集落のこと

 ネットワーク・コミュニティ

 

「くらしの和づくり応援事業」

 県では、ネットワーク・コミュニティの構築に向けた取組の一つとして、集落がもつ生活機能の維持や祭りの保存・継承に向けた活動等を「くらしの和づくり応援事業」で支援しています。今回は、臼杵市佐志生地区の取組をご紹介します。

 竹永さん

 佐志生地区には4つの集落があり、高齢化率は46.5%。「スーパーが撤退し、日常の買い物が不便になった」「若者がいなくなり、祭りが維持できなくなった」など各集落における深刻な課題を抱えています。今年3月に地区内の様々な活動団体が1つになって設立した同協議会は、8月に県の委託を受け「くらしの和づくり応援事業」を始めました。まずは、集落同士をつなぎ地区の一体感を育むために、初の「さしうふるさと祭り」を開催。「400名以上の住民が参加し、皆さんの笑顔を見ることができた。今後はこうした地域活動を定着させていきたい」と会長の竹永さん。

 現在は、地区内の住民宅を戸別に訪問し、買い物など、地域で暮らしていく上で困っていることについての聞き取り調査を行っています。今後はこの調査結果をもとに、地区のニーズに合った「買い物代行サービス」等の本格的な実施に向けて、実証実験を進めていくそうです。

 竹永さんは、「この佐志生地区に住む皆さんが今後も安心して暮らし続けることができるように、生活支援や地域の皆さんが輝く居場所づくりなど、地域が一体となった取組をしていきたい」と力強く語ってくれました。


 

お住まいの地域で活動するNPO法人や、企業、団体等、「くらしの和づくり応援事業」に

これから取り組もうと考えている皆さん、まずは最寄りの振興局までご相談ください。

≪お問い合わせ・ご相談は≫

地域活力応援室 ☎097-506-2121