ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 新時代おおいたのページ > 県民ひろば1  農地を守り、活かし、次世代につなげましょう!

本文

県民ひろば1  農地を守り、活かし、次世代につなげましょう!

印刷ページの表示 ページ番号:0001042147 更新日:2016年9月27日更新

 農業者の高齢化や後継者不足などの影響で、耕作放棄地の増加が課題となっています。一方で、規模を拡大したい農業者はまとまった農地を求めています。そこで、県では、管理の難しくなった農地を持つ人と新たな農地を必要とする人を結ぶ農地中間管理事業を進めています。

農地中間管理事業のしくみ

 大分県農地中間管理機構(大分県農業農村振興公社)は、農地を貸したい農家『出し手』から農地を集めて、必要としている農業の担い手『受け手』に貸し、農地の有効利用に努めています。

ひろば1 

 農地中間機構を進めるため、農地を全て提供した出し手やまとまった農地を貸し付けた地域の出し手に対して、協力金を交付する国の制度があります。また、大分県独自の制度として、まとまった農地を借りる契約を結んだ認定農業者などを対象に「大分県農地集積担い手交付金」を創設しています。

地域の農地をみんなで守る

 竹田市九重野地区では、農業ができなくなった地域の人が機構に農地を貸し、貸し出された農地を農事組合法人九重野や地域の担い手が機構から借り受け、耕作を行っています。

 農事組合法人九重野は、地域の農地を組織としてしっかり守ろうと平成19年に地元の農業者で立ち上げました。現在、6名で活動しており、約100カ所の農地を借り、米や大豆を作っています。機構を利用することで、賃借料は年に1回まとめて支払えばよいので事務作業がずいぶん楽になったそうです。また、地域では、出し手が機構に農地を貸す条件となる相続の手続きが進みました。

 こうした機構を介した地域や法人の活動により、現在でも耕作放棄地の発生はなく、将来にわたって農地が有効に活用されるようになりました。

 事務局長の井出さんは、「借り受けた農地は地域の方々の先祖代々受け継がれた大事な土地。地元に農地を守ってくれる法人があってよかったと思ってもらえるよう、これからも中間管理事業を活用していきたい。」と語ってくれました。

ひろば1ひろば1
農事組合法人九重野                    九重野風景
代表理事 吉良 典憲さん(左)
事務局長 井出 三義さん(右)

大分県農業農村振興公社のページへ(外部リンク)

問/農地活用・集落営農課 ☎097-506-3593