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大分県立埋蔵文化財センターが大分市牧緑町の旧芸術会館跡地に移転し、4月22日にオープンしました。大分県で出土した遺物、約2,000点を一堂に展示しています。子どもも大人も郷土の歴史を学び、考古学の世界を身近に感じられる施設に生まれ変わりました。
大分県で出土した貴重な遺物を、旧石器時代から江戸時代までの7つの時代別に展示しています。大分県にいつ人が住み始め、どのような生活をしていたのかなど大分県の歴史を学ぶことができます。また、大きさや形の異なる土器などの遺物から、時代が移り変わる様子が伺えます。
中世大友府内町跡から出土した、戦国大名・大友氏の南蛮貿易に関係する国内外の遺物などを展示しています。
大友氏の保護下で花開いたキリシタン関係遺物。信仰の証とされるメダイやコンタツは今年3月に県指定有形文化財に指定されました。
子ども向けの絵本のほか、考古学関係の専門書など4千冊以上の文献を自由に閲覧できます。また、調べ学習や専門職員への相談ができる学習スペースを設置しています。
大分県の歴史を学ぶ講座を年間9回実施します。第1回目は、6月10日㈯の13時30分から、テーマは「大友氏遺跡」です。
火おこし、勾玉や土器づくりなど古代人になりきって様々な体験が楽しめます。※一部有料。
専門家が土器を洗い、接合し、図面を作る工程をガラス越しに見学できます。
大分県立埋蔵文化財センター(大分市牧緑町1-61)
開館時間:9時~17時
休館日:年末年始、月曜日(月曜日が休日にあたる場合は翌平日が休館)
入館料:無料
☎ 097-552-0077