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県民ひろば1 認知症の人とその家族が安心して暮らせる地域のために

印刷ページの表示 ページ番号:0001071660 更新日:2017年9月26日更新

 認知症は、高齢者だけの病気ではなく、誰もがなり得る脳の病気です。県では、認知症になっても住み慣れた場所で自分らしく生活できる地域社会を目指しています。

みんながつながる場「認知症カフェ」

 「認知症カフェ」は、認知症の方やその家族、専門家、地域の方など誰もが参加し、交流できる場です。支え、支えられる仲間を見つけることで孤立を防ぎ、地域の方とのつながりをつくり出すことができます。16市町に49か所(平成29年4月現在)開設されています。

オレンジカフェ由布

~運営している介護老人保健施設「健寿荘」施設長  増井 玲子さんのお話~

【どのような活動をしていますか?】

 まず、全員が自己紹介をし、その後、談笑、バッチつくり、習字、絵画などそれぞれがやりたいことを選択します。「お世話をする側」と「される側」という関係にならないよう、自由に活動しています。
 活動がきっかけで、新しい生きがいや役割が生まれ、認知症になっても日々の暮らしを楽しむことができます。
※活動内容は各カフェで異なります。

県民ひろば1

【どのような方に利用してもらいたいですか?】

 診断を受け、これからの生活に不安や戸惑いを感じている方、介護の不安やストレスを抱えている家族の方、認知症について相談したい方などに来てもらいたいと思います。

【今後の目標を教えてください。】

 これからもカフェを定期的に開店し続けたいと思います。また、大分大学医学部祭で行われる“出張オレンジカフェ”や働き盛りの65歳未満で発症する「若年性認知症」の方の家族が集まる“子ども世代の集い”などの活動にも力を入れたいと思います。

県民ひろば2
左から、スタッフの小石裕也さん(健寿荘職員)、増井玲子さん(認知症専門医)
ボランティアの麻生和裕さん(中学生)、讃井詩織さん(高校生)

~笑顔になれる場所 家族Aさんのお話~

 認知症の妻が失敗したり、嫌な思いをしたらかわいそう…と最初は行くのが不安で、一歩を踏み出すのに時間がかかりました。しかし、妻も私もみんなと話をして元気をもらいます。私は日頃の介護の息抜きにもなっています。カフェは、認知症の人だけでなく、家族も笑顔にしてくれる場所です。今では、行くのが待ち遠しくなっています。

住所:由布市挾間町挾間104−1はさま未来館
開催日時:10時~12時(毎月第1・2・3土曜日)
電話:097−583−0051
参加費:お茶代(1杯100円~)

お気軽にご相談ください

認知症に関する医療・福祉・就労などの相談を受け付けています。

1.認知症全般に関する相談

お近くの地域包括支援センター(県庁内リンク)

2.若年性認知症に関する相談

県では、若年性認知症支援コーディネーターを配置しています。
問(公社)認知症の人と家族の会 大分県支部
☎ 097-552-6897(火~金、第1・3土曜日 10時~15時)

認知症について正しく知ろう!~「認知症サポーター」~

 「認知症サポーター」は、認知症について正しく理解し、認知症の方やその家族を温かく見守る応援者です。サポーターになるための養成講座を受講していただくと、その印となるオレンジリングを交付します。

問 高齢者福祉課   ☎097-506-2694