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おおいたゆかりの図書 心ひらいて とよの国の食彩

印刷ページの表示 ページ番号:0001067254 更新日:2017年7月25日更新

 おおいたゆかりの図書~おおいたの文学~受賞作を中心に~

『白球残映』

赤瀬川 隼/著 (1931~2015年)

文藝春秋 1995年 1,600円

 「ほとほと・・・・・・」「夜行列車」「陽炎球場」「春の晩歌」「消えたエース」の5編を所収。少年の淡い恋心と苦しい現実、青年の叶わぬ夢、中年の迷い、夢破れた男が息子へ託す希望・・・。様々な年代の登場人物たちの心情を、野球をからめて丁寧に描いた短編集です。著者は少年時代を大分で過ごし、大分第一高等学校(現大分上野丘高等学校)を卒業、本作品で第113回直木賞(1995年)を受賞しました。弟は芥川賞作家の尾辻克彦(赤瀬川原平)。

図書

心ひらいて  落ちていたハンカチ

 以前、特急電車で通勤していた時のことです。ある日、本を読んでいてふと顔を上げると、数列先の通路側に座っている女性の足元にハンカチらしきものが落ちているのが見えました。女性や周辺に座っている乗客は気づいていないのか、ハンカチは落ちたままになっています。「誰かそのうち気がつくだろう。切符ならともかく、わざわざ自分が近づいて拾ってあげることもないか。」と思いつつも、どうしようか迷っていると、女性の真後ろにいた男性が気づき、女性にハンカチを手渡しました。内心ホッとしました。
 しかし、後になって考えてみると、女性に知らせてあげなかった、こういうことこそが「面倒なことは避ける」、「他人に関心を持たない(無関心を装う)」態度であることに気づきました。
 平成28年度「差別をなくす人権標語」の「県民の部」優秀作品は、
○「気がついて! 何よりこわい 無関心」
○「わしゃ知らん それじゃあ減らん さべつん芽」
の2作品でした。たとえ、些細なことで、そのつもりがなくても、無関心や無関心を装う態度は他者への差別につながる恐れもあります。このことの反省から、「親切を 躊躇するより まず行動」を心掛けたいと思っています。

【関連ページ】 ようこそ こころちゃんの部屋へ!!(県庁内リンク)

こころちゃん画像

とよの国の食彩 かぼちゃのクリーム春巻き(臼杵市)

食彩

 臼杵市では、パッケージに「ほ」の字のシールが貼られた「ほんまもん農産物」が店頭に並んでいます。これは、化学肥料・化学合成農薬を使用せずに栽培した農産物や、最小限の化学合成農薬しか使用していない農産物の証です。
 今回は、安心安全な「ほんまもん」のかぼちゃを使用して、臼杵市内のパン屋UEMURA BREADの上村貴子さんから「かぼちゃのクリーム春巻き」を教えていただきました。パリパリした食感と甘いかぼちゃが楽しめる絶品おやつです。

材料(5人分)

かぼちゃ(種を取ったもの)…500g、葛粉(くずこ)…大さじ1と1/2、リンゴジュース…1/4カップ、A【塩…小さじ1/4、ピーナッツペースト…大さじ1と1/2、シナモンパウダー…少々(お好みで)、レーズン…少々(お好みで)】、春巻きの皮…適量

調理方法

(1)  かぼちゃの種を取り、皮を少し削ぐ。3~4cm四方に切って、15分ほど蒸してつぶす

(2)   葛粉をリンゴジュースで溶き、Aと一緒に(1)に加えて混ぜる。

(3)   春巻きの皮に包んで180℃の油で1分くらい、こんがりキツネ色になるまで揚げる。

※包んだ後に冷凍して保存しておくこともできます。

 取材協力 

UEMURA BREAD

☎070-6533-3037