ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 新時代おおいたのページ > 特集2 九州の東の玄関口としての拠点化

本文

特集2 九州の東の玄関口としての拠点化

印刷ページの表示 ページ番号:0003318477 更新日:2021年2月19日更新

特集 海・空の拠点 九州の東の玄関口としての拠点化 
          ~進む!人流・物流の拠点づくり~

地図 

大分県は、瀬戸内海に面した九州の東に位置しており、関西圏や首都圏に近いという地理的特徴があります。
 また、九州と本州・四国を結ぶフェリーの約8割が発着。東九州自動車道の開通やRORO船の増便などを通じて、人の流れ・物の流れが活性化しており、「九州の東の玄関口」としてのポテンシャルが大いに高まっています。
 県では、多くの人と物が本県を経由して九州内外を行き来する状況をつくることで、経済の活性化、雇用の創出などを促進していきます。

 

 

 

海の玄関口

 本県の地理的特徴などから、人・物の流れを活性化するには、「港」が重要な役割を果たしています。
 なかでも、フェリー航路が充実している別府港を「人の流れの拠点」として、RORO船が就航している大分港大在地区を「物の流れの拠点」と位置付けて、重点的に取り組んでいます。

人の流れの拠点化 別府港

 別府港には、大阪港、八幡浜港(愛媛県)との間にフェリー航路があり、1日往復7便が発着しています。利用者数は年間約45万人(令和元年)。旅客の割合が高く、長距離と中距離のフェリー航路両方が就航している九州唯一の港です。

 しかし、乗り場が分散・老朽化しており、他の交通機関への乗り継ぎが分かりにくいなど課題もあります。

 今後は、大型化するフェリーに対応するための整備を行うとともに、分散したフェリー乗り場を集約し案内板を充実させるなど利便性を向上させていきます。九州の海の玄関口にふさわしいにぎわいづくりや、港から市街地へ旅客の誘導にも取り組んでいきます。

別府湾写真  別府港地図
フェリーやクルーズ船が寄港する別府湾    別府湾(石垣地区)の整備

物の流れの拠点化 大分港大在地区

大分港大在地区には、清水港(静岡県)、東京港との間にRORO(ローロー)船航路があり、週9便が発着しています。関東向け便数は九州最多、輸送時間は最速で20時間。令和元年に取り扱った貨物量は過去最高を記録しました。

 ドライバーの働き方改革や人手不足を補う手段として、またCO2排出削減など環境への配慮から、物の輸送手段は陸路から海路への転換(モーダルシフト)が進んでおり、RORO船の需要は年々高まっています。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

 現在、増加する貨物に対応するため、2隻の船が同時に接岸できるよう整備を進めており、九州の物流輸送拠点となるよう港の機能強化に取り組んでいます。

シャーシ台数

※RORO船(Roll‐on roll‐off ship)とは、貨物を積んだトレーラーやトラックがそのまま船に乗り込み、荷台部分を切り離して運ぶ船のこと。形状はフェリーに似ていますが、一般の旅客は乗れません。

 


ローロー船 積込みの様子 船内の様子 
      RORO船へ荷物を積み込む様子               RORO船内の様子

 

災害時の代替輸送路としての役割
代替輸送路

 平成30年7月の西日本豪雨では、陸上の交通ネットワークが寸断され、フェリーやRORO船が活躍しました。災害で道路などが寸断された際の代替輸送路として海上交通の活用が期待されています。

代替輸送路確保のため必要なフェリー・RORO船

 

 

RORO船を活用しているJA全農おおいた米穀園芸部園芸販売課大分青果センター センター長 須股慶一(すまたけいいちさんにお話を伺いました  

 須股さん

 当センターでは、県内のJA集荷場などから集まってくる野菜や果物を保管し、仕分・出荷する仕事をしています。
 従来、関東方面への出荷は、主に飛行機を使っていましたが、現在はRORO船も併用しています。

 RORO船を使うメリットとして、まず「輸送費の削減」があげられます。RORO船は輸送費が安いです。ただ、まとまった量を輸送しないと非効率になってしまうという心配もあります。今は、県の「利用促進助成」を活用しながら、出荷量の調整や関東方面への販路拡大などに取り組み、いかにコストを削減するか効率的な輸送方法を考えているところです。

 もう一つのメリットとして「良い品質を保ったまま市場へ出荷できる」ことがあげられます。しっかり冷やした野菜や果物をシャーシに乗せRORO船に積み込むのですが、当センターでシャーシに積み込んでから関東の市場でシャーシを空けるまで、農産物はずっと冷蔵庫で保管されたままの状態になっています。そのため、出荷時の品質が保たれ、市場での評価が高いです。RORO船内には電源コンセントがあるので、温度管理が必要な農産物の運搬も安心です。品質も含めトラブルが少ないのもRORO船の特徴だと思います。

 コスト削減や市場での高い評価は、生産者の所得向上につながっていきます。今後もRORO船のメリットを生かし、積極的に活用していきたいです。

 

空の玄関口

 空港

国東半島に位置する大分空港。空港・航空路線は地域発展のための重要な交通基盤ですが、利用者の多い大分市から大分空港へ行くには時間がかかるという課題があります。

 県では、空港へのアクセスを改善し利便性を高めるため、大分空港と大分市中心部を結ぶホーバークラフトの導入を決めました。最速で令和5年度中の運航開始を目指しています。

 アジア初の水平型人工衛星打ち上げの「宇宙港」に選ばれた大分空港。最速で令和4年の打ち上げを目指しています。ホーバークラフトの運航とあわせ、大分空港の「これから」に注目です。
 ホーバークラフトとは、水陸両用の乗り物。海上ではプロペラで空気を噴出し、船体を浮上させて高速で進みます。現在、国内では運航されていません。
ポスター  ホーバー以前就航していたホーバークラフト

 

ホーバークラフトの運航事業者に決まった第一交通産業株式会社企画調整担当 社長付次長 小田典史おだのりふみ)さんにお話を伺いました

小田氏ホーバークラフト(以下、ホーバー)の運航が大分へ与える効果として、大分空港へのアクセス改善や大分経済活性化への貢献があげられます。
 大分市中心部から大分空港までの所要時間は最速で25分。従来よりも移動時間が短くなるので、旅行者には大分の食や観光をより楽しんでもらえると思います。また、珍しい乗り物であるホーバーそのものを見に来る観光客の方もいらっしゃるでしょう。ホーバーの発着港から他の交通機関への乗り換えを充実させ、観光客の回遊性を高め、大分経済の活性化に貢献していきたいです。

 大分の方にもホーバーを楽しんでいただきたいですね。海上を走行している姿を見るのはもちろんですが、ぜひ発着港にも足を運んでほしいです。
 特に、大分市側の発着港は、人の集まる場所にしたいと思っています。世界の面白いものを展示し体験できるコーナーを設けるなど、IT技術を活用して子どもたちが遊びに行きたくなるような空間づくりを目指しています。
 大分の企業の方々と業種を超えて連携し、未来を担う子どもたちとも一緒に大分県を盛り上げていきたいと考えています。

問 交通政策課 097-506-2157

 

 

 

 


バックナンバー