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少子化や核家族化によって地域のつながりが薄れる中、周囲に相談できず孤立化してしまうケースが増えています。誰もが安心して暮らせる地域づくりのために、地域の身近な相談相手として、必要な支援を行う「民生委員・児童委員」(以下、民生委員)についてご紹介します。
子育てや介護の悩み、生活するうえでの心配ごとや不安に対して、民生委員は地域住民の身近な相談相手となり、必要な支援が受けられるよう、行政や専門機関に“つなぐ”役割を担っています。
12月には、3年に1回の民生委員の一斉改選が行われます。
今年度は県も、新任委員のサポーター配置やSNSを使用した業務効率化などを通じて、民生委員の確保に取り組む市町村や民生委員児童委員協議会の活動を支援します。
「地域に貢献したい」「福祉活動に携わりたい」など、活動に興味のある方、地域の民生委員について詳しく知りたい方は、お住まいの市町村の福祉担当課までご連絡ください。
※民生委員の任期は1期3年です。
※ボランティアとして活動するため報酬はありませんが、委員活動に必要な交通費、通信費、研修参加費などの活動費は支給されます。
(問い合わせ)福祉保健企画課 097-506-2592
令和7年4月24日に開館10周年を迎えた大分県立美術館(以下、OPAM)の魅力や、今年度開催される特別企画展について紹介します。
建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞を受賞した坂 茂(ばん しげる)氏が設計を手掛けたOPAMには、たくさんの魅力が詰まっています。
OPAMのコンセプトである「街に開かれた縁側としての美術館」を体感できるのが1Fアトリウムの広大な空間。天井高はなんと10メートルもあります。一面ガラス張りで陽光がそそぐ暖かい空間。カフェやキッズスペース、さわれる現代美術作品が展示されていて小さなお子さんと一緒に楽しむことができます。
OPAMの展示室は、レールに沿って仕切りの壁が可動する可動展示壁を設置しており、展示内容に合わせてレイアウトを自由自在に組み替えることができます。
OPAMには県素材がたっぷり使用されています。特に見どころは、杉を使った外壁と3Fホワイエの天井。六目編(むつめあみ)などの大分が誇る竹工芸の編みのデザインを取り入れています。また床には日田石、畳やベンチなどには七島イが使われています。
10周年を記念して、OPAMのコンセプトである「五感のミュージアム」にちなんだ特別企画展を開催します。
■開催期間 4/26(土)~6/22(日)※休展日:5/22(木)
大分と国内外の美術との「出会い」=“LINKS”をテーマに、150点を超える作品を展示。セザンヌ、モネ、ピカソ、黒田清輝(くろだ せいき)、東郷青児(とうごう せいじ)らの名品に、大分の近現代美術を加え、時代や地域を越えた展示が楽しめます。特に世界に3点しかないピカソの《ゲルニカ(タピスリ)》(5月23日から展示)を見ることのできる貴重な機会です。
クロード・モネ《アンティーブ岬》1888年 愛媛県美術館所蔵
■開催期間 11/22(土)~令和8年1/14(水)
八幡信仰、禅宗、南蛮、豊後南画などの大分の美術が、中央の美術と関連しながらも異なる特徴を持ち、豊かに拡がる様相をご紹介。
大友宗麟旧蔵の現存茶道具が初めて一堂に会す展示です。国宝・重文を含む貴重な美術工芸品約100点を公開します。
田能村竹田《歳寒三友双鶴図》1831年重要文化財 個人蔵
詳細はこちらから
https://www.opam.jp/
(問い合わせ)芸術文化振興課 097-506-2056