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地域に根差し、まちを支える老舗企業
大分県竹田市に根ざし、まもなく創業100年を迎える『株式会社高山組』は、地域の暮らしと未来を支える総合建設会社です。土木工事・建築工事・舗装工事を中心に、竹田の自然環境を守りながら、多様なインフラ整備に取り組んでいます。
近年は、ICT施工や特殊工法など先進技術の導入にも積極的で、県外工事にも活躍の場を広げています。さらに、働き方改革やDx化を推進し、時差出勤やテレワークなど柔軟な働き方を実現。「くるみん認定」「健康経営事業所」「しごと子育てサポート企業」といった各種認定・認証を取得し、「女性活躍推進宣言企業」として女性の積極採用を推進しています。社員の幸福度向上を重視し、若手や女性が活躍できる環境づくりにも注力。伝統と革新を両立し、地域に必要とされ続ける企業として、進化を続けています。
福岡の会社で総務を担当していた甲斐佳菜子さん。6年勤務して退職し、地元である竹田市にUターンして2022年に入社しました。前職の経験を生かせる職場を探していたところ、工事部に勤務しているお父様から、「それならばうちの会社が絶対働きやすい」と勧められたことをきっかけに転職。建設業界の仕事は初めてでしたが、総務担当者の補助的な仕事から経験を重ねました。現在は、Instagramの運用やポスター制作といった広報的な業務や、就業規則の整備といった人事的な業務など、「今は何でも屋みたいな感じで、いろんな仕事に携わっています」と、さまざまな業務を幅広く担当しています。
若い世代の意見を尊重してくれる環境が働きやすさにつながっているそうで、「あったらいいな、という雑談程度の意見も、会社の制度として反映される文化が根づいています」といいます。その制度のひとつとして整備された「不妊治療休暇」は、有給での取得を可能に。育休制度を再考する際に社員から出た意見なのだそうで、「今後対象者が出た時に、当事者が困らないように整備しておこう」と、当時は対象者がいなかったものの、先を見据えて整備されたのだそうです。会社の制度にも社員の声がしっかりと反映され、時代に合わせてアップデートされています。
入社後に出産し、現在2歳になったお子様のママでもある甲斐さん。早く復帰したいというご自身の意向で、産後約8か月で職場に復帰。復帰当初は、デスクの後ろにベビーベッドを置いて仕事をしていたそうです。今も子連れ出勤をすることがあるそうで、「感染症が流行って登園できないときに、連れておいでと言ってもらえて。先輩ママがたくさんいますから、面倒を見てくれるんです」と、この会社だからこそ実現できる働き方に満足しているそうです。「これから若い世代がどんどん増えてくるので、若手が働きやすいと思える環境づくりに貢献していきたい。自分がしてもらったことを、後輩たちにもしてあげたいです」と、働きやすい職場づくりに終わりはないようです。
竹田市の出身で、前職では同市内のホテルに勤務し、接客全般を担当していた渡邉星花さん。『高山組』には、2025年5月に入社しました。面接のときに、当時はまだ浸透していなかった「建設ディレクター(現場技術者の事務作業やICT業務をバックオフィスから支援する専門職)」という仕事について知ったそうです。未経験の業界に多少の戸惑いがあったものの、「建設ディレクターは業界未経験からスタートする人も多いと聞いて、チャレンジしてみようと思いました」と転職を決意。面接の際に、担当者の丁寧な対応を受けて、「絶対に良い会社だ」と確信できたことも、入社の決め手になったそうです。
現在は工事管理部に所属し、施工計画書の作成や、現場写真の撮影・整理、ドローンを使った現場調査など、幅広い業務に携わっています。「先輩も上司もみなさん相談しやすいです。ていねいに応えてくれるし、大丈夫?と気にかけてくれるから安心して働けます。仕事が本当に楽しいです!」と笑顔の渡邉さん。現場では他社の人と関わることも多いため、コミュニケーションを図りながら関係性を構築し、知識を吸収しています。さまざまな現場の状況に応じた応用力を磨きながら、建設ディレクターとして成長をしています。
男性のイメージが強い業界ですが、同じ業務を担う女性の先輩もいるそうで、常にペアやチーム体制で学べる環境。一人で仕事をするよりも達成感があるだけではなく、支えてくれる存在が心強さにつながり、何事にも前向きに挑戦する意欲が湧いてくるのだそう。ドローン操縦の民間資格も取得するなど、常に挑戦の姿勢を忘れない渡邉さん。建設業界の一員として、着実に知識と技術を磨いています。
業界全体でも働き方改革が推進され、基本的には週休二日制でプライベートの時間もしっかり確保。「休日はネイルサロンやまつエクサロンに行きます」と、おしゃれも楽しめる環境が、仕事への活力にもつながっているそうです。建設ディレクターとしてしっかり現場をサポートできる人材になるべく、これからも前向きに、楽しみながら挑戦を続けます。
営業担当で、取締役でもある高山恵利佳さん。「会社は実家でもありますから、小さい頃から社員のみなさんに可愛がってもらっていました。だから社員とそのご家族は、会社にとっても、私にとっても大切な存在です」と、会社に関わるすべての人を幸せにするための改革は、同社にとっては当たり前なことなのかもしれません。
それぞれの部署で活躍する二人について、「星花ちゃんはいつも元気いっぱい。何事も前向きにとらえてくれるので、“次はこんなことやってみない?”と挑戦の提案をしたくなります。佳菜子ちゃんは、しっかりしているから色々と任せたくなる人で、マルチに活躍してくれています。上層部にも意見をしてくれる頼もしい存在です」と、これからの活躍にも多いに期待を寄せているようです。
高山さんは東京の大学へ進学し、建設業界へ就職。4年半ほど勤務してUターンし、実家である同社に入社しました。当時は若手が少なかったそうですが、高山さんが戻って以来、着実に若手や女性の割合が増えているそうです。社員48名のうち、女性は16.6%と、業界としては高い割合を占めます。
「1日のほとんどの時間は会社にいるわけですから、全員が家族同様。家族が健康で、のびのび楽しく働けたら良いなという思いで、制度改革に取り組んでいます」。健康面でいうと、一般的な健康診断に加えて、女性は乳がん・子宮がん・骨粗しょう症などの婦人科検診をプラス。食事面のサポートもしていて、無添加の惣菜や弁当を提供し、昼食のみならず持ち帰りも可能に。「若手や、子育てと両立している社員が少しでも家事負担を軽減できれば」という考えから導入しているそうです。他にも、メタボ対策として誰でも使えるゴルフシミュレーターを導入したり、月に一度のストレスサーベイで心身の健康状態を見える化し、それに基づいて個別面談を実施したりなど、社員の健康を福利厚生として手厚くサポートします。
「今後も女性活躍推進を意識していきたいです」と高山さん。女性が働きやすい職場づくりへの取り組みは、結果的に老若男女が働きやすい会社への進化につながっていくはずです。
| 企業名 | 株式会社高山組 |
|---|---|
| 事業内容 | 総合建設業 |
| 設 立 | 1928年5月 |
| 所在地 | 〒870-0025 竹田市大字拝田原608番地(本社) |
| TEL | 0974-63-2500 |
| URL | https://www.takayama-gumi.co.jp/ |
※ 2026年3月現在