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大分県は、温暖な気候や山、海など自然豊かな環境に恵まれています。私たちは、それらの自然からたくさんの「恵み」を受けて過ごしています。しかし、自然は時として大きな「災害」をもたらすことを忘れてはいけません。
今回は、梅雨入りする今こそ取り組んでほしい”土砂災害の備え”について紹介します。
本県は、県土の約7割を山地が占めており、地形も複雑なため、土砂災害警戒区域が約2万5千か所(令和7年3月時点)と、全国で7番目に多い状況です。特に、雨が多く降る時期は、各地で土砂災害が発生しています。突然迫る脅威から命を守るために、「日頃の備え」と「早めの避難」を心がけましょう。
土砂災害ハザードマップには、 土砂災害警戒区域や避難場所などが記載されています。
お住まいの地域のどこが危ないのか、いざという時にどのように避難すればよいか、日頃から備えましょう。
雨が降り出して、土砂災害発生の危険度が高まったときは、「土砂災害警戒情報」が発表されます。携帯電話・テレビ・ラジオなどを活用し、警戒レベルに応じて早めに避難しましょう。
また、県のホームページでは、お住まいの地域の土砂災害発生の危険度を5段階で示す「土砂災害危険度情報」を提供しています。
避難指示が出されていなくても、地面のひび割れが見られたり、小石がパラパラと落ちてきたり、土砂災害の前兆現象が確認される場合は、迷わず避難しましょう。
土砂災害警戒区域等情報はこちらから
https://sabo-oita.jp/dosya_map/
土砂災害危険度情報はこちらから
https://sabo.pref.oita.jp/dosya/index.html
タイムラインは、災害に対する事前の備えや、大雨・台風による浸水害、洪水、土砂災害などが発生する危険性が高まった時の避難のタイミングなどを、あらかじめ時系列に整理した自分や家族、地域の防災行動計画です。
県では、個人・家族向けの「おおいたマイ・タイムライン」、要配慮者向けの「おおいた支えアイ・タイムライン」、地区向けの「おおいたユイ(結)・タイムライン」の3つの様式を準備しています。マイ・タイムラインと支えアイ・タイムラインはガイドブックを作成しています。
いざというとき、慌てずに適切な行動ができるよう、家族や地域の方と話し合って作成してみましょう。
詳細はこちらから
https://www.pref.oita.jp/site/bosaitaisaku/oitamytimeline2.html
昨年の台風第10号発生時には、県内の避難所でペット同伴者専用避難スペースが設けられるなど、避難所の環境整備が進んでいます。
県では、市町村と連携して、災害時に住民がためらうことなく早期避難ができるよう、プライバシーや多様性などに配慮した避難所環境の整備に向けて取り組んでいます。
役立つ情報が満載です!
●マイ・タイムラインの作成
●避難所・ハザードマップの確認
●避難情報・気象情報のお知らせ
●災害時に家族グループに登録した方全員で位置情報を共有し避難状況の確認ができる家族グループ機能など
【Google Play】
【App Store】
(問い合わせ)
・防災対策企画課 ――― 097-506-3155
・砂防課 ―――――― 097-506-4634
・協働・共助推進室 ――― 097-506-3181
県では、盛土などによる災害を防止するため、5月1日から盛土規制法の運用を開始しました。県内で一定規模を超える盛土や切土、土砂の仮置きに関する工事を行う場合は、県の許可が事前に必要となります。
盛土などが行われた土地の所有者等には、その盛土などを安全な状態に維持する努力義務があります。自分の土地の盛土などが周囲に危険を及ぼさないよう注意が必要です。
対象となる工事の規模や、手続きなどについては、県のホームページをご確認ください。
詳細はこちらから
https://www.pref.oita.jp/soshiki/17510/morido-kaishi.html
(問い合わせ)都市・まちづくり推進課 097-506-4692