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新時代おおいたNo.127

印刷ページの表示 ページ番号:0002078301 更新日:2019年11月14日更新

新時代おおいた127号

【HTML版】

特集1 みんなで目指そう!健康寿命日本一のおおいた県

特集2 あなたの事業を応援します!

風紋 シリコンバレーで感じたこと

Q&A 県職員はいくら給与をもらっているの?

心ひらいて/まず野菜、もっと野菜

【PDF版】新時代おおいたNo.127 [PDFファイル/8.72MB]

【電子書籍版】おおいたイーブックスのページへ(外部サイトへリンク)

特集1 みんなで目指そう!健康寿命日本一のおおいた県

 健康上、問題ない状態で日常生活を送ることが出来る期間を示す「健康寿命」。大分県民の「健康寿命」は何歳ぐらいかご存じですか?
 大分県民の「平均寿命」は、男女とも全国トップクラスですが、「健康寿命」は男性71・54歳で全国36位、女性は75・38歳で全国12位です(平成28年調査結果)。
 県では、20〜40代で日常生活に支障のある者が多いことが健康寿命の延伸を妨げていると分析しています。
 そこで、従業員みんなで健康づくりに取り組み、会社全体を元気にする「健康経営事業所」を認定し、事業所での健康づくりをサポートしています。
 健康な身体は、生涯の宝物です。県では、県民のすべての方が、生涯にわたり、健康で活力ある生活を送れるよう「健康寿命日本一」を目標に掲げています。

めじろん

 健康づくりの3要素

栄養 ・ 食生活

減塩 マイナス3グラム

 食塩の取り過ぎは、高血圧を招き、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患や慢性腎臓病の原因となります。1日3グラムの減塩を目指しましょう。
 「うま塩レシピ」をホームページで公開しています。お試しください。

うま塩ハンバーグ

野菜摂取 350グラム

 多くの研究で「野菜をたくさん食べることは脳卒中や心臓病、ある種のがんにかかる確率を低下させる」という結果がでています。
 1日の野菜摂取量350グラムは小皿5皿程度ですが、7割以上の県民の方は摂取できていません。
 「まず野菜、もっと野菜」のレシピを活用して、野菜摂取を心がけましょう。

レシピブック

運動・身体活動

歩数 プラス1500歩

 体力や運動機能を保つためには、無理なく軽い運動を続けることが効果的です。
 1日あと1500歩(約15分、1km程度)歩くよう心がけましょう。
 歩いて得する!健康アプリ「おおいた歩得」を活用して、無理せず楽しみながら健康づくりに取り組んでみませんか。

おおいた歩得

1 アプリをダウンロード
2 プロフィール入力
3 歩いてポイントをためる
4 一定ポイントを獲得
5 地域の協力店で様々なサービスが受けられる!

歩得

ダウンロードはこちらから

休養・心の健康

睡眠による休養とリフレッシュ

 健康であるためには、身体はもちろん「心の健康」も大切です。睡眠で休養をとること、リフレッシュしてストレスを上手に解消することを心がけていきましょう。

 「おおいた歩得」に「温泉巡りスタンプラリー」を追加! 温泉を心の健康づくりに活用していくため、入浴効果に関する皆さんの声を募集しています。アンケートにご協力ください。

令和元年度 優秀健康経営事業所の取組を紹介します。

神田園長

社会福祉法人 熊崎福祉会「すみれこども園」の園長神田寿恵(かんだとしえ)さんに話を伺いました。

※「すみれこども園」(臼杵市)は、10代から80代、平均年齢約50歳の従業員50名以上が働く幼保連携型認定こども園です。今年度、「優秀健康経営事業所」として表彰されました。

 職員全員が健康で、仕事にやりがいを持ち、「いくつになってもこの職場で働きたい!」と思える職場作りを目指して、身体の健康と心の健康を大切にする取組を始めました。
 具体的に身体の健康面では「おおいた歩得」を使って、職員全員1日8、000歩を目指し活動しています。目標達成に向けてお互いに声をかけあうのはもちろん、休日には職員同士でサイクリングや登山をするなど、楽しみながら取り組んでいます。同じアプリを使っているので、職場での話題にもよくあがり、会話がはずみます。
 また、心の健康面では、仕事のゆとり、時間のゆとりが「心の健康」につながると考え、業務の見直しを行っています。子どもと関わらないノーコン
タクトタイムを作って、ゆっくり休憩できる時間を確保したり、事務仕事を軽減するためICTを活用したりしています。有給休暇も積極的にとれるよう、連続5日間の「リフレッシュ休暇」や「誕生日休暇」を設けて取得を義務化し、皆が交代で休めるようにしています。
 このような取組を行うことで、職員全体の健康に対する意識が高くなったのを感じていますし、それが良好な職場環境や良い保育につながっていると思います。

 「すみれこども園」の小野綾子さん(左)(入社3年目)、 森竹史織さん(右)(入社1年目)に話を伺いました。

すみれ園小野さんと森竹さん

(森竹さん) 就職前、園長先生から、職員を大切にしている先生の思いや園での取組を聞く機会があり、この園で働きたいと思いました。就職後は、自分の健康のことを意識するようになりましたし、明るい職場なので毎日楽しく仕事ができて
います。

(小野さん)  休み時間は休憩室でゆっくりできるので、気持ちの切り替えが上手くでき「午後からも頑張ろう!」と思えます。また、休憩室では他のクラスの保育士さんと落ち着いて話ができるので、仕事の相談をしたりアドバイスをもらったり、コミュニケーションがとれる貴重でありがたい時間となっています。 

 地域で活躍するシニアの方々を紹介します!

 老人クラブ「明野旭町あさひ会」のみなさんに話を伺いました。

あさひ会の皆さん

左から 濱砂忠君(はますなただなお)さん、遠藤耕(えんどうこう)さん、都甲武(とごうたけし)さん、中島和洋(なかしまかずひろ)さん

  この会は、平成18年、定年退職した元気な高齢者が発起人となり、「自分たちにできることを何かやってみよう」と設立しました。
 皆で助け合って、皆で業務を分担して活動するというのがこの会の特徴で、コンセプトは「健康で元気な楽しい余生を生きよう!」です。
 主な活動の一つに月2回の「古紙回収」があります。古紙回収は、自分たちの活動資金を稼ぎながら、高齢者の閉じこもり予防と認知症予防を目的としています。古紙は各家庭の門まで出してもらうのですが、回収の際、声かけをして困りごとを聞いたり、以前は出してあったのに今回は出していない家庭を訪問したりするなど、地域の見守りを行っています。声かけをした結果、家に閉じこもりがちだった方が当会の活動に参加してくれるようになったこともあります。
 歩こう会やグランドゴルフ大会、花いっぱい活動など、自分たちも楽しみながら、地域のため、高齢化社会が進む中、何か手助けできることはないかと活動しています。

活動の様子

 健康教室開催のお知らせ

県病外観

 県立病院では、参加費無料の「大分県立病院健康教室」を県内各地で開催しています。
 地域の要望に沿ったテーマを題材に県立病院の医師が分かりやすく説明を行い、皆さんが日々の生活の中で疑問に思っていることにお答えします。
 今後の開催予定は、県立病院のホームページなどでお知らせしますので、ぜひご参加ください。

 9月28日玖珠町で講演をした花岡先生に話を伺いました。

花岡先生

大分県立病院 神経内科副部長 花岡拓哉(はなおかたくや)先生

Q  今回のテーマは「脳卒中の治療と予防」でしたが、どんなお話をしたのですか。
A  脳卒中には大きく分けて脳梗塞、脳出血、くも膜下出血とありますが、神経内科で診療する機会の多い脳梗塞を中心に話をさせていただきました。脳梗塞には様々な治療がありますが、時間の経過とともに選択できる治療が変わってきます。特に顔・腕・言葉を中心に患者さんの異変に早く気づき、より早く診断することで適切な治療が受けられることを知っていただきたく、脳卒中を疑うサインを映像なども提示しながら覚えていただけるように話をしました。

Q  参加者の方の反応はどうでしたか。
A  皆さん熱心に聞いていただき、資料にメモを書き込む方もおられて、関心のある方が非常に多いなと感じました。少しでもお役に立てる話ができたのであれば嬉しいですね。今後も、こういった活動を通じて、県民の皆さんに健康について考えてもらえるといいなと思います。

問 大分県立病院097-546-7111

 

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