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お薦め図書コーナー 心ひらいて とよの国の食彩

印刷ページの表示 ページ番号:0000250395 更新日:2012年2月29日更新

お薦め図書コーナー ~ようこそ絵本の世界へ~

〈しろいうさぎとくろいうさぎ〉 

しろいうさぎとくろいうさぎはいつも一日中一緒に楽しく遊んでいました。あるとき、くろいうさぎがじっと考え込んで悲しそうな顔をしました。しろいうさぎといつもいつもいつまでも一緒にいたくなったからです。墨絵風の濃淡の絵の中に、うさぎのやわらかな毛や豊かな表情がいきいきと描かれています。

〔大分県立図書館推薦図書リスト ようこそ!絵本の世界へ]より

しろいうさぎとくろいうさぎ


心ひらいて  イクメンの笑顔

 私は、バスや電車の中で、人に席を譲ったことがありませんでした。なぜなら、自分が譲ったところで、相手から感謝はされるかもしれないが、むしろ、その場の自己満足だけのためにするような気がし、それに何か気恥ずかしく、勇気がなかったせいもあります。

 最近、研修で人権啓発のDVDを観て、ある場面に関心を持ちました。一人の若者がバスの優先シートに座ってしまい、後から乗車してきた高齢者に席を譲るかどうか葛藤した揚げ句、意を決して席を譲ります。そして、それを見ていた周りの乗客達は、優しい気持ちになり、また、日々の生活の中で知らぬ間に他人に冷たい態度を取っていることに気づいて、心を動かされる、という場面です。

 ちょっとした勇気、ちよっとした行動が、相手だけでなく周りの人達さえも優しい気持ちにさせ、それぞれ自分を見つめ直すきっかけになることもあるのだということに、恥ずかしながら、私はこのDVDを観るまで気づいていなかったのです。

 私は今、さまざまな人権問題に関心を持ち、問題解決につながる糸口に気づくこと、この「気づき」こそが大切だと感じています。気づくことでできる、ちょっとだけ勇気のいる小さな優しさでも、心豊かに暮らせるまちづくりへの第一歩になるのだと思うのです。

 これからは、周りを暖かい空気で包めるよう、席を譲ることはもちろん、小さなことでもいい、何か自分にできることはないか、日々意識して生活をおくりたいと思っています。

 

こころちゃん画像


とよの国の食彩 自然薯のおとし汁そば 大分市大字今市

 おとし汁      

 野津原でおもてなし料理として受け継がれてきた郷土料理「自然薯おとし汁」。すりおろした自然薯をつみれ状にしてだし汁に落とすことから名付けられたそうです。大分市今市にある「ひぐらし茶屋石畳」の首藤誠治さんに、「自然薯おとし汁そば」を教えていただきました。自然薯だからこそ、だし汁に溶けずに柔らかく固まるとのこと。だしの味がほんのり染みた自然薯とそばの相性がとてもよく、ホッとする優しい味に自然と微笑みがこぼれます。まだまだ寒さが厳しい今の時期にぴったりな、身も心も温まる一品です。


材料 4人分

自然薯・・・80g、鶏もも肉・・・60g、干ししいたけ・ニンジン・ゴホウ・小ネギ・そば・・適量 、みりん・・・少々

【だし汁】
鶏ガラ・・・300g、カツオ節・昆布・アジコ(イリコでも可)・・・適量、薄口・濃口しょう油・・・少々

調理方法

1.鶏ガラを炊いた煮汁の中に(1度目の煮汁は捨てる)、カツオ節と昆布・アジコでとっただし汁を合わせる。

2.水でもどした干ししいたけを細切りにし、ゴボウはささがき、ニンジンはいちょう切り、小ネギはみじん切りにする。

3.一口大に切った鶏もも肉とゴボウ、ニンジン、干ししいたけをだし汁に入れて煮立たせる。

4.そばを入れ、すりおろした自然薯をスプーンで落としいれる。

5. 薄口と濃口しょう油、みりんで味を調えて、器に盛りつけ、小ネギをあしらったらできあがり。 

肥後街道「里の駅 ひぐらし茶屋」

ひぐらし茶屋 

かつては肥後街道の宿場町として栄えた今市にある「里の駅ひぐらし茶屋」。店内には、自然薯や地元産の新鮮野菜、干ししいたけなどが並びます。野津原商工会女性部が考案した「石畳もち」は、地元の黒米やそば粉を使って石畳の形に仕上げており、お土産品として喜ばれているそうです。参勤交代の道として利用された風情豊かな石畳を散策し、「里の駅ひぐらし茶屋」に訪れてみませんか。


 ひぐらし茶屋地図