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ねないこだれだ(「いやだいやだの絵本」シリーズ) せな けいこ 作・絵 福音館書店 1969年 600円
「こんな じかんに おきているのは だれだ?」「よなかに あそぶこは おばけに おなり」「おばけの せかいへ とんでいけ」「おばけに なって とんでいけ」。独特の布の絵が印象的な、赤ちゃん絵本。こわい話が大好きな子どもたちに喜ばれています。おかあさんに抱かれて、安心してこわい話を楽しむのに、最適な絵本です。「いやだいやだの絵本」シリーズは「にんじん」「もじゃもじゃ」「いやだいやだ」があります。 [大分県立図書館推薦図書リスト ようこそ!絵本の世界へ]より |
約8年前に宮崎県内の大学生が書いた体験談を紹介します。 私の姉は婚約者の母親から出身地を聞かれました。その後、姉が部落出身だという理由で母親や親戚から反対された婚約者は結婚の意思をなくし、姉たちの交際は終わりました。 私は、交際して2年になる彼氏に自分が部落出身であることを告白する決意をしました。言ってしまったら、姉のように2人の関係が壊れるかもしれないと思うと、悲しみのあまり涙が出てきました。私は泣きながらゆっくりと話しました。彼は黙って私の話を聞き、私が話し終わると「話してくれてありがとう。でも本当は知ってたんだよ」と言いました。 2人の交際が始まった頃、彼の両親は「これから彼女と付き合っていく中で、彼女の住んでいる土地が被差別部落だということを知り、そのせいで別れたりするような心の狭い、差別意識を持った人間にだけは育って欲しくない」と思い、彼に話したのだそうです。私はそれを聞いて、今度は嬉しくて涙があふれました。彼の両親に本当に感謝しました。 差別は繰り返されます。親から子へ受け継がれてしまうのです。だからこそ、私も将来、自分の子どもが生まれたら、しっかりと教育したいと思います。もっともっと人権・部落問題についてきちんと教育を受けた人たちが増えれば、部落問題はなくせると思います。 (第36回大分県人権教育研究大会資料から抜粋)
涙を流すほどの勇気が必要だった彼女の気持ち、 それをきちんと受け止めた彼の常識。 「正しく知れば、どんな差別もなくせる」と信じよう。
8月は「差別をなくす運動月間」 ――“しない決心 させない勇気”―― 県民講座~8月25日(月) 大分市コンパルホール(文化ホール)*入場無料 ◆午後1時40分~午後3時10分講演 「改めて、部落問題を考える~差別は誰の問題か~」 鳥取環境大学環境学部教授外川正明さん ◆午後3時20分~午後5時10分映画上映 『ある精肉店のはなし』 纐纈あや監督(2013年作品)
お問い合わせ:人権・同和対策課 ☎097-506-3177
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![]() | 瀬戸内海の潮流と太平洋からの黒潮がぶつかりあう「豊後水道」は日本有数の好漁場として知られています。 今回は、臼杵市の特産魚である「カマガリ」を使用した竜田揚げのレシピを大分県漁協臼杵支店さんのご協力のもと教えていただきました。「カマガリ」とは臼杵の方言で、標準和名は「クログチ」と言い、昔からお祝いごとに欠かせない魚です。ほかの白身魚とは一味違い、驚くほど“ふわふわした食感”は格別。まさにカマ(釜)を借りてきてでも食べたいくらいの美味しさです。 今回のレシピで使用した「フィレ」をはじめ、大分県漁協臼杵魚市場では「みりん干し」も販売しています。毎週土曜日の午前7時30分には朝市も開催しており、新鮮な魚を購入することが出来ますので、早起きしてぜひお越しください。 |
●カマガリの3枚おろしまたはカマガリフィレ……200g
●調味液A
すりおろしニンニク…大さじ1 薄口しょうゆ…大さじ2強
すりおろししょうが…大さじ1 砂糖……………大さじ1強
みりん…………………小さじ4
●かたくり粉……適量
(1)調味液Aの材料をボールに入れて混ぜる。
(2)カマガリを調味液に20分つけこむ(液は全体がヒタヒ タにつかる程度に)。
(3)液から取りだし、かたくり粉を均等につけ、余分な粉を
はたく。
(4)170℃の油で約2分30秒揚げれば出来上がり。
大分県漁業協同組合臼杵支店
☎0972-63-1414