どんなところにいる細菌なの?
カンピロバクターは細菌です。
ウシ、ヒツジ、鳥類の腸管の中に常在菌として存在しています。

特徴は?
- 人の腸内で増殖
人の腸内の環境(酸素濃度3~15%、温度が40~42℃)で増殖しやすいと言われています。
通常の空気中(酸素濃度21%)ではあまり増殖しません。また、酸素が全くない状態では増殖しません。
- 比較的少ない菌量でも食中毒が起きる
100株程度でも食中毒が起きます。
- 熱に弱い
75℃、1分間の加熱で死滅します。
なぜ食中毒が起きる?
食肉処理をしたときに、腸の中にいるカンピロバクターが肉に付着します。
生きているカンピロバクターがついた肉などを食べることにより、人の腸内でカンピロバクターが増殖し、食中毒を起こします。
※ カンピロバクターは、鶏などがもともと保有している菌なので、「新しい肉であれば安全」というわけではありません。
どんな食品が原因になる?
- 鶏肉のさしみやタタキなどの、十分に加熱されていない鶏肉
- 殺菌されていない水(井戸水、沢の水など)

症状は?
潜伏期間
1日~7日と言われています。
主症状

予防のポイント
- 生肉を食べない。
(カンピロバクターが付着しているおそれ)
- しっかりと火を通す。
(やっつける:加熱して殺菌する。)
- 生肉をさわった手は、石鹸でよく洗う。
(つけない:手に付着したカンピロバクターが、他の食材などに移るのを避ける。)
- 包丁・まな板は、肉用・魚介類用・野菜用などに使い分ける。
(つけない:手に付着したカンピロバクターが、他の食材などに移るのを避ける。)
ギラン・バレー症候群について
カンピロバクターによる食中毒の後、自己免疫疾患の「ギラン・バレー症候群」を発症することがあります。
ギラン・バレー症候群は、運動神経の麻痺を起こす疾患で、手・足・顔面が麻痺したり、呼吸が困難になるなどの症状が出ることがあります。

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