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食用と確実に判断できない植物は、
絶対に「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」! を徹底してください。
山菜狩りや家庭でのガーデニングの際には以下の注意点にも気をつけるようにしましょう。
(1)家庭菜園や畑などで、野菜と一緒に栽培するのはやめる。
(2)食用の植物だと思っても、植えた覚えのない植物を食べるのはやめる。
(1)確実に鑑定された食用きのこ以外は絶対に食べない。
(2)きのこの見分け方の「言い伝え」を信じない。
(3)図鑑の写真や絵に当てはめて、素人判断をしない。
(4)食用きのこでも、生で食べたり、一度に大量に食べると食中毒になるものがあるので注意する。
高齢者の方向け有毒植物食べないでチラシ [PDFファイル/1.29MB]
全国の有毒植物による食中毒発生状況は厚生労働省ホームページ(有毒植物による食中毒に注意しましょう)をご覧ください。
有毒植物による食中毒情報については公益財団法人 日本中毒情報センターの中毒情報データベースをご覧ください。
エゾバイ科巻貝の唾液腺は有毒です。
熱に強いため、加熱調理しても毒性は残ってしまいます。
バイ貝を食べる前には必ず唾液腺を取り除いてから食べてください。
クワズイモはシュウ酸カルシウムの針状結晶を含んでおり、喫食すると口腔内の傷みや悪心、嘔吐、下痢といった症状を呈します。
葉柄が、サトイモやハスイモと酷似しており、間違って喫食したことによる食中毒事件が発生しています。
種類がわからない植物や植えた覚えのない植物は「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」ようにお願いします。
また、クワズイモは観葉植物として鉢植え等で栽培されています。
観賞用の植物を処分する際は、庭や畑に捨てずに確実処分にしてください。
【クワズイモ(写真右)※写真左はハスイモ】
【クワズイモの組織に付着しているシュウ酸カルシウムの針状結晶】
※電子顕微鏡撮影