県では、南海トラフ巨大地震等に備え、地震発生時の安全確保や津波からの早期避難の徹底を図り、併せて住宅の耐震化や家具の固定等の地震防災対策を一層推進することを目的に、地震体験車『ユレルンダー』を市町村・消防本部に貸し出して運用しています。
※地震体験車の運転及び操作は、市町村・消防本部が行います。
地震体験車とは
地震の揺れを実際に体験することができる車両のことです。
体験できる地震
・震度2から7までの8段階の揺れ
・過去に大きな被害をもたらした関東大震災や阪神淡路・大震災、東日本大震災
・将来、大分県に大きな被害をもたらすことが想定されている南海トラフ地震や別府湾地震、周防灘地震など
・緊急地震速報と連動させて体験することもできます。
地震体験車の利用手順
1.利用できる日(一般開放日)の確認
県では、地震体験車を地域における防災活動の活性化及び小学校における防災教育の充実に積極的に活用することとしています。
そのため、地震体験車が地域や小学校で計画的かつ効率的に利用されるよう、あらかじめ年間を通じて、消防本部(市町村)ごとに一定の貸出期間を割り振る貸出計画を作成し、平日は小学校を、土日・祝日は地域を中心に巡回することとしていますので、一般向けの利用日(一般開放日)は、原則、春夏冬休み(年末年始や車両点検等を除く)になります。
なお、貸出期間が割り振られていても利用状況によっては、一般利用が可能な場合がありますが、この貸出期間の1ヶ月前までは小学校の利用が優先されますので、利用可否のご連絡は遅くなります。
一般開放日については、こちらからご確認ください。
※水色に色塗りしている日が一般開放日になります。
※大分市にお住まいの方は、大分市消防局の地震体験車を優先してご利用ください。
2.利用したい日時の予約
・地震体験車の空き状況は、最寄りの市町村防災主管課・室、消防本部、または、県防災対策企画課防災推進班(097-506-3155)へお問い合わせください。
※問合せの際には、「利用日時」「利用場所」「利用内容(行事等の内容)」「利用者(連絡先)」などが必要となります。
※地震体験車が空いていても、市町村・消防本部の予定によっては、利用できない場合があります。
※予約完了後、市町村または消防本部から、利用日時や場所、内容等について確認があります。
~あわせて防災学習会等の開催もご検討ください~
県では、防災学習会等への講師(アドバイザー)の派遣を行っています。
派遣は無料ですので、地震体験と合わせた開催をご検討ください。
地震体験車の利用にあたっての注意事項
1.利用できる行事等
・地震体験車は、営利を目的とする行事等では利用できません。
2.利用できる時間
・地震体験車の利用時間は、原則、午前は9時から12時まで、午後は1時から5時までとなります。
3.体験場所の確保
・地震体験車は、3トントラックの改造車(全長:約6.7m、全幅:約2.2m、全高:約3.4m)で、体験時には階段等が付きますので、十分な広さの体験場所を確保してください。
・傾斜のある場所や車両が入れない場所などでは利用できません。
4.体験時の安全確認員の配置
・体験を実施する際には、利用者側で1名以上の安全確認員を配置してください。
※安全確認員とは、地震体験中の安全確保にご協力いただく方になります。
地震体験中、体験室内及び車両周辺の安全確認を行い、状況に応じて体験(揺れ)の停止などを操作員(消防・市町村職員)に伝えます。
また、操作員が休憩等により一時的に車両から離れる際は、車両周辺の安全管理を行ってください。
なお、安全確認員は、複数名の方で交代して構いませんが、体験中は必ず1名以上の方を配置してください。
5.体験の中止
・雨や雪、強風など悪天候時は、基本的に中止となります。また、緊急事案等が発生し、市町村・消防本部において運転及び操作の人員を確保できなくなった場合も中止となります。
・中止の判断は、市町村・消防本部が行い、利用者へご連絡します。
地震体験車の利用実績
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